2016年11月14日月曜日

南極センターとマオリの授業

★昨晩の地震は今のところ大きな余震もなく、生徒たちは不安を見せずに元気に過ごしています。もちろん余震は予想されることですから、油断は禁物と心得ています。


SCCでの初めての朝食です。もちろん“和食”はありません。パンとジュースとシリアルです。



朝食を終えて1時間目の授業前の風景。昨晩は地震のせいで睡眠時間が少なかったため、今日はみんな眠気と闘いながらの一日となりました。授業が始まるとみんなしっかり聞いていました。


1時間目はニコラ先生による南極センターについての授業です。昨日の地震のせいでニコラ先生はお子さんを連れて来られました。6歳の次男と昨年生まれたばかりの三男です。ニコラ先生の授業中も二人はいろんなことをしていました。生徒たちからは「かわいい〜!」の声。


ニコラ先生に教わったあとはすぐに南極センターです。センターは空港のすぐ近くにあります。あちこちでペンギンが出迎えてくれます。まずは入り口で記念撮影です。



今日はガイドの先生がついてくださいますが、それは午後からなので、まずは南極センターの中のカフェで昼食です。みんな自分で注文するのですが、なかなか通じないこともあり、6ヶ月留学中の高校生が手伝ってくれました。


 

これは南極センターの入り口に飾られていた展示物です。本物の人間のように見えました。


いよいよ南極センターに入りました。まずはガイドさんから南極の基礎知識を聞いた後、南極センターの人が着る服を一人が代表で試してみました。マイナス30℃〜40℃にもなるので、分厚く重い服を重ねてきます。では、「南極探検隊員ができるまで」をご覧ください。

 
 
 
 
 
できあがりです。かなり重いようです。


次は全員で南極を体験します。途中でブリザードもやってきました。





南極体験が終わると、リトル・ブルー・ペンギンを見学します。ここには14羽がいるそうですが、昨日の地震のせいでなかなか見つけられないかもしれないとのことでした。


ぐるっと回って外から見ると、4羽を見ることができました。


次は4Dによる南極船体験です。配られた4D用のめがねをかけて着席。南極の風景などが写され、時には実際に前から水が飛んできたりします。そのたびに「キャー」という歓声が上がりました。



展示場にある雪上車に乗ってみました。


 外へ出ると極寒の南極とは打って変わってきれいな芝生がありました。思わず座ってしまいました。


続いて雪上車に乗りました。なんか物々しい車です。


中ではシートベルトを締めて必ずつり革を持つように指示されます。最初はこんなにリラックスしていましたが、途中からは悲鳴の連続でした。




SCCに帰ると、ジョディ先生によるマオリレッスンです。ジョディ先生はクライストチャーチ教育大学出身の先生です。マオリ語の数字の読み方を教わった後は、数字をいいながらのジェスチャーゲームをしたり、スティックを使ったマオリの伝統文化を教わりました。




最後にジョディ先生と一緒に記念撮影をしました。


夕食は昨日に続いて大学の食堂です。今日は少し慣れてきて、「少なめにしてください」などと英語でお願いしながら受け取っていました。


みんなしっかり食べて栄養を摂っています。日本に帰ったときには「栄養の摂り過ぎ」の人がいるかもしれません…。




食堂を出てSCC寮へ戻る途中、どういうわけか全員で不思議なダンスをし始めました。担任の川辺先生はその様子をビデオ撮影しています。後ろでは地元の人々がラグビーやフリスビーを楽しんでいます。


このようにして大きな地震を経験した翌日とは思えないほど、盛りだくさんの体験を意欲的にこなしました。

みんな元気です。ご安心ください。




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